今回のウェット修理は5x3mmセミドライの尻部からの浸水ということで東京都のお客様よりお見積りのご依頼をいただきました。
特に目立った穴やウェットの破損が見つからなかったようでお客様は何故で浸水?と思われます。浸水箇所が分からずどのように修理依頼をしていいのか困っている方も沢山います。このように尻部からの謎の浸水はほとんどが縫い目のピンポール(貫通してる小さな穴)が原因となっています。正直見た目も分からないので、まあいいかと放置してる人はかなりいるのかなと…。でも冬用のウェットスーツはヒヤッとするので直したいですよね。
実際にこの修理例はかなり多いのが現状ですので、知っててもらえれば迷うことなく見積り依頼も簡潔にしてもらえるのかなと思います。

■修理内容

尻(後面)から浸水トリミング修理または部分修理

この場合の修理方法としましてはまず尻からの浸水の原因である破れまたはピンホールを探します。
シーム部分に破れまたはピンホールが見つかった場合尻のシーム部分の断面を切り開き生地の断面を切り取り成形し貼り縫いするトリミング修理をおこないます。
ピンホールの大きさや範囲または尻の生地が一部薄くなっている場合は部分交換が必要となります。
トリミング修理の場合シームの断面を一度切り開くため接着縫製後は約5mm~1cmほどタイトになります。(その点のみご了承ください※サイズは生地の状態によって若干異なります)

尻部浸水トリミング修理中
尻部浸水トリミング修理中

尻部浸水トリミング修理後(裏)
尻部浸水トリミング修理後(裏)

尻部浸水トリミング修理後(表)
尻部浸水トリミング修理後(表)

こちらのウェットスーツ修理は埼玉県のお客様からご依頼いただきました。返送時の送料は850円になりました。※当店は配送業者と契約している為、返送料金は通常料金より割安になっています。※発送時の送料はウェットスーツのタイプや段ボールサイズにより変わりますので目安にしてください。詳しくは→こちらをご覧ください